「私が結婚させた」とは言わない。元人事・佐藤義富さんが“黒子”として支える、二人で関係を築く婚活

「結婚は二人でするもの」と考え、自らを“黒子”と位置づけるアシストワン船橋の佐藤義富さん。元人事として培った「人を見る」視点を生かしながら、自己分析や出会いを支えつつ、最後は本人たちが自分で関係を築けることを大切にしています。お見合いから成婚、その先の結婚生活まで見据えた伴走について伺いました。

〈聞き手=笠原 佳介〉

今回話を聞いた人

佐藤義富
佐藤 義富
Yoshitomi Sato

結婚相談所 アシストワン船橋 / 代表カウンセラー

千葉県船橋市の結婚相談所「アシストワン船橋」代表カウンセラー。前職では上場企業の人事・総務部門で部長職を経験し、2011年に結婚相談所を開業。人事や研修で培った経験を生かし、面談を重視しながら、一人ひとりに合わせた婚活支援を行っている。

結婚相談所では、仲人が会員のプロフィールを整え、相手探しを手伝い、お見合いや交際についてアドバイスする。ときには、プロポーズの前にもう一度話し合うよう助言することもある。

それだけ深く関われば、「自分が結婚させた」と思っても不思議ではない。

しかし、千葉県船橋市で「アシストワン船橋」を運営する佐藤義富さんは、そうは考えない。

結婚は二人でするもの。自分たちは黒子だから、前に出ちゃいけないと思うんです

佐藤さんは50歳まで上場企業に勤め、人事・総務の仕事を長く経験してきた。婚活を就職活動になぞらえて自己分析や戦略の重要性を伝える一方で、お見合いでは「面接するなよ」と会員に釘を刺す。

大切なのは、最初から相手を審査することではない。一緒に時間を過ごし、会話を重ねながら、関係を築いていけるかどうか。

人を見る仕事を続けてきた佐藤さんは、婚活者とどのように向き合っているのか。これまでの歩みから、成婚後まで見据えた支援について話を聞いた。

立ち飲み屋をやるはずだった50歳が、結婚相談所を始めるまで

笠原

まず、結婚相談所を始めるまでの経緯から改めて教えてください。長く会社員をされていたんですよね。

佐藤さん

50歳までサラリーマンをしていました。上場会社で、人事が長かったですね。人事総務部長のような仕事もしていました。

50歳になった頃には住宅ローンも終わっていたので、「定年のない仕事をやりたいな」と思って会社を辞めたんです。

最初は結婚相談所じゃなくて、立ち飲み屋をやろうと思っていたんですよ。

笠原

立ち飲み屋ですか。

佐藤さん

そう(笑)。実際に修業もしましたし、船橋あたりで物件も探していました。

ただ、飲食店はやっぱり場所が大事じゃないですか。なかなかいい物件が見つからなくて、だんだん疲れてきちゃったんですよね。

そんなときに結婚相談所という仕事があることを知って、「これは大変儲かるらしい」と聞いて。

笠原

それがきっかけだったんですね。

佐藤さん

まあ、騙されたんだけどね(笑)。

当時いた会社には、いい給料をもらっている独身男性もたくさんいたんです。少し年齢が上がっていて、仕事もちゃんとしているけど独身という人たちがいた。

だから「よし、全員世話してやろう」と思って相談所を始めたんですけど、誰も入ってこなかった(笑)。

最初は会員もなかなか集まらなかったですね。それでも始めた以上は何とかしないといけないので、少しずつ続けてきました。

笠原

当初想定していた形とは違っても、結果的に長く続けられているわけですね。

佐藤さん

そうですね。それに、やってみると人事で経験してきたことも、今の仕事に結構つながっていると思います。

インタビューを受ける佐藤さん

人事も仲人も、「人を見る仕事」

笠原

人事の経験は、具体的にどのようなところで婚活支援に生きていますか。

佐藤さん

まず、会社員の事情はある程度わかりますよね。

会員さんから会社の愚痴を聞くこともありますし、仕事について相談されることもある。そのときに、「会社ってこういう仕組みだから、一度調べてみたら」と話せることもあります。

人事では採用面接だけじゃなくて、人事企画や労務管理、給与体系や人事制度を作る仕事もしていました。

人事制度を作るときって、22歳ぐらいで会社に入ってから、定年を迎え、その後どう生活していくかまで含めて考えるじゃないですか。

そういう経験があるので、今の会員さんについても、「この先どんな人生を送りたいのか」というところまで一緒に考えられるのかなと思っています。

笠原

「人を見る」という意味でも、人事と仲人には共通点がありそうですね。

佐藤さん

それはあると思います。

人事評価をやっていると、人を見るときに思い込みで見ちゃいけないとか、いろいろなバイアスをかけちゃいけないとか、そういうことを考えますよね。

仲人も同じで、会員さんをちゃんと見てあげないといけない。いいところを探してあげなきゃいけないんです。

婚活は就活に似ている。でも、お見合いは面接じゃない

笠原

佐藤さんは、婚活と就職活動は似ているともお話しされていますよね。

佐藤さん

似ていますよ。

就職活動って、まず自己分析から始まるじゃないですか。「自分はどんな人なのか」「どんな特徴があるのか」って。

婚活も同じで、自己分析をしないとプロフィールも自己PRも作れない。

プロフィールを作って、相手に申し込んで、プロフィールを見てもらって、お見合いが決まる。そういう流れだけを見ると、就活と似ているんです。

でも、お見合いは面接じゃないんですよ。

笠原

流れは似ているけれど、実際に会ったら面接してはいけない。

佐藤さん

そう。「面接するなよ」って言います(笑)。

特に会社で管理職をやっているような男性だと、お見合いで面接官になっちゃうことがあるんですよ。

質問をどんどんして、「この女性は自分の結婚相手として大丈夫なのか」と見極めようとする。

でも、お見合いって、この人と結婚できるかどうかを1時間で見極める日じゃないんです。

笠原

では、何を見る場なのでしょうか。

佐藤さん

まずは1時間、一緒にいて楽しく過ごせるかどうか。それを確かめる場ですよ。

ある程度プロフィールを見て、「会ってみよう」とお互い思ったからお見合いになっているわけです。

だったら最初から結婚後の条件を全部確認するんじゃなくて、まずは普通に話して、「もう一度会ってもいいかな」と思えるかどうかでいい。

笠原

「相手を見極める」というより、「一緒に楽しめるかを確かめる」わけですね。

佐藤さん

そういうことです。

自分のことも知ってもらわなきゃいけないけど、それを言うと今度は自分の話ばっかりする人もいる(笑)。

だから、自分をアピールする場でも、相手を審査する場でもなくて、「二人で一緒に時間を過ごす場」なんです。

お見合いの先も、一段ずつ関係をつくっていく

笠原

お見合いの後も、交際の段階ごとに目的を設定されているのでしょうか。

佐藤さん

そうですね。

お見合いにはお見合いの目的があるし、1回目のデート、2回目、3回目にもそれぞれ目的がある。

だから会員さんには、一度それを見返してから行ったらいいよと話します。

笠原

例えば、1回目のデートでは何を大切にしますか。

佐藤さん

まずはお見合いの延長線上ですよね。

お見合いよりもう少し長く一緒にいて、「この人といると楽だな」とお互いに思えたら次に進めばいい

いきなり深いところまで確認しなくてもいいんです。

結婚相談所の交際は、お見合いをして、1回目、2回目、3回目とデートしていくけど、最初の数回で終わるケースが多いんですよ。

逆に3回目ぐらいまで越えてくると、その先へ進みやすくなる感覚があります。

笠原

毎回、反省点や課題を細かく分析するのでしょうか。

佐藤さん

いや、そんなに簡単に「この人の課題はこれだ」とはわからないですよ。

私はそのデートの場に一緒にいるわけじゃないし、相手もあることだから。

ただ、その時々の目的をちゃんと頭に入れて動いていれば、うまくいくケースに出会いやすくなるとは思います。

何も整理せずに進んでしまうと、お互いまだよくわかっていないのに、なんとなく真剣交際になって、なんとなくプロポーズということにもなりかねない。

そうではなくて、一段ずつ関係をつくっていくことが必要なんです。

コミュニケーションは、知識では身につかない

笠原

男性会員について、「こういう男性になるべき」という理想像はありますか。

佐藤さん

特にないですね。

人それぞれですし、それぞれ個性じゃないですか。その個性を生かせればいいと思っています。

ただ、結婚してパートナーをつくるわけだから、パートナーとの関係をちゃんと築けることは大事です。

キーワードはコミュニケーションだと思います。

「男はこうあるべき」という姿があるわけではない。みんな経験してきたことも違いますから、それは尊重しないといけないと思います。

笠原

婚活において必要なコミュニケーションとは、具体的にはどのようなものでしょうか。

佐藤さん

よく言われることですけど、例えば男性は話を聞くと、すぐ答えを出そうとすることがありますよね。

女性が何か話していると、「だったらこうすればいいじゃん」と解決策を探してしまう。

でも、必ずしも答えを求めているわけじゃない。まず話を聞いてあげることも必要です。

ただ、こういうのって本を読んだからできるようになるわけじゃないんですよ。

笠原

知識として理解するだけでは足りない。

佐藤さん

そう。

法律やルールなら、勉強して頭に入れれば使えるかもしれない。

でも、人とのコミュニケーションは「こうすればいい」と知ったから、翌日からできるものではないじゃないですか。

特に女性とのお付き合いの経験が少ない男性は、相談所で実際に人と会いながら、経験値を積んでいくしかないと思っています。

お見合いをして、デートして、うまくいかなかったら少し振り返る。

また別の人と会ったら、前とは相手が違います。でも前回の経験が少し生きるかもしれない。

そうやって、ちょっとずつ、ちょっとずつコミュニケーションが取れるようになる

笠原

だからこそ、佐藤さんは面談を重視しているのでしょうか。

佐藤さん

そうですね。

毎月話ができれば、「この前のお見合いどうだった?」「デートはどうだった?」って振り返れるじゃないですか。

大したアドバイスをしているわけじゃないですよ。

会社の愚痴を聞いて終わることだってあります(笑)。

でも婚活って、ガス抜きも必要だと思うんです。

毎月会うために、会費を自動引き落としにしない

佐藤さん

特に面談は、会って話を聞いた方が温度感が伝わるのでいいと思っています。

実際、うちは月会費を自動引き落としにしていません

笠原

え?月会費は口座から引き落としじゃないんですか?

佐藤さん

基本的には毎月、会費を持ってきてもらっています。

引き落としもできるんですよ。できるんだけど、持ってきてもらえれば少し話ができますから。

「前回のお見合いどうだった?」とか、「最近デートどう?」とか。

何もなければプロフィールを見直したり、新しい機能について話したり、会社の愚痴を聞いたりね。

笠原

ビジネスとして考えると、自動引き落としの方が効率的ではありませんか。

佐藤さん

絶対そっちの方がいいですよ(笑)。

スポーツクラブと同じです。

行かなくなっても、引き落としだったら毎月会費が入ってくるじゃないですか。

相談所だって、商売だけ考えればそっちの方がいい。

会費を持ってきてもらう形にしていたら、来てくれなければお金も入ってこないんだから。

笠原

ビジネスの合理性で言えば会費は絶対に自動引き落としの方がいいのに、それでも直接持ってきてもらう。

佐藤さん

来てもらう方が結果につながりやすいし、私は長く月会費をもらうより成婚料をもらう方が好きなんですよ(笑)。

笠原

かなり率直ですね(笑)。

佐藤さん

入会するときにも、「私はあなたから成婚料をもらうのが目的です」って言います。

もちろん、お金の亡者という意味じゃないですよ。

会員さんは成婚退会したい。私は成婚してもらって成婚料をいただきたい。だったら目標が一緒じゃないですか。

だから、成婚するために必要ならできることをやります。

例えば申し込み件数を増やしたり、プロフィールを目立たせるためのピックアップを使ったり、必要なら別の連盟に登録したりする。

そういう細かな支援について、いちいちオプション料金をいただく形にはしていません。

笠原

小さな追加料金を積み重ねるより、二人で成婚という一つの目標を見る。

佐藤さん

そうですね。

もちろん成婚料をいただけるのは嬉しいですよ。ニコニコして持ってきてくれるから、私もニコニコしながら受け取ります(笑)。

でも、そのためには成婚できるように一緒に考えないといけない。

会員さんが自己流でずっと活動して、相談所とはほとんど話さない。商売だけなら、その方がいいお客さんかもしれません。

でも私は、ちゃんと卒業してもらう方がいいですね。

インタビューを受ける佐藤さん

「私が結婚させた」とは言わない。仲人は黒子だから

笠原

そこまで深く向き合って、会員さんが成婚された時は、喜びも大きいでしょうね。

佐藤さん

でも私は「自分が結婚させた」とは思わないんですよ。

「私が結婚させてあげたのよ」ってたまに言う仲人もいるんですけど、それ違うよなと思って。

仲人は出会いのきっかけを与えてるだけで、そのあとは二人の問題じゃない?

結婚は二人でするものだと思うんです。

自分たち仲人は黒子じゃないですか。前に出ちゃいけない仕事だと思うんですよね。

笠原

佐藤さんから紹介を受けて、アドバイスを受けて成婚しても、それでも「佐藤さんが結婚させた」わけではない。

佐藤さん

そう。

「佐藤さんがいなかったら結婚できませんでした」と言われることはありますけど、「俺が結婚させたわけじゃないよ」と言います。

あなたがお見合いを申し込んで、その人の魅力を見つけて、好きになって、一生懸命デートしたからたどり着いたんだよって。

私が毎回デートについて行っているわけじゃないから(笑)。

アドバイスしたり、話を聞いたり、「次はこんなデートをしたら?」と言ったりはします。

でも、最後にプロポーズするのも、受けるのも、結婚するのも本人たちです。

笠原

だからこそ、真剣交際に入ってからは、本人たちが二人で話せることを重視する。

佐藤さん

そうですね。

結婚が見えてきたら、住むところとか、お金をどうするかとか、子どもをどう考えているかとか、ある程度話しておいた方がいいですよね。

子どもを望むのであれば、自然に授かることを待ちたいのか、必要に応じて医療の力を借りることも考えるのか。

そういう少し話しにくいことも、結婚する二人なら話せる関係になっていた方がいいと思います。

笠原

そうした関係性の確認というのは、どこまで踏み込んで見ていらっしゃるんでしょうか。

佐藤さん

男女として自然に距離を縮められているか」は大事です。

結婚する二人ですから、手をつないだり、自然にスキンシップが取れたりするくらいの関係にはなっていてほしいですよね。

実際、ほとんどそういう距離が縮まらないまま成婚退会して、その後、結婚までうまく進めずに活動へ戻ってきたケースもありました。

条件が合っているとか、話ができるとか、それだけで結婚生活が成り立つわけではないと思うんです。

お互いに異性として親しさを感じて、自然に距離を縮めていけるか。それも二人の関係を考えるうえでは大事なことですよね。

笠原

そうしたことも含めて、ホームページにある「成婚を急がない、成婚を作らない」という考えにつながっているのでしょうか。

佐藤さん

そうですね。

実際に、成婚が見えていても一度プロポーズを待ってもらったことはあります。

「やめろ」とは言わないです。本人たちのことだから。

ただ、「もう何回か会ってからでもいいんじゃない」と、プロポーズを少し延ばしたことはあります。

将来のことをもう一度話して、そのとき自分がどう思っているのかを相手に伝える。

相手がどう思っているのかも、自分で聞いてみる。

真剣交際でプロポーズを考えている段階なのに、「相手がどう思っているか、相談所を通じて聞いてください」というのも変じゃないですか。

笠原

これから夫婦になろうとしている二人ですからね。

佐藤さん

そう。

「相手の気持ちも直接聞いてごらん」って言います。

そういう話ができなければ、結婚してからだって難しいと思うんですよ。


私が「この二人は合格」と判定するわけではありません。

相手も大人ですから。

ただ、成婚してここを卒業したあとに、二人でちゃんと関係を築いていけそうか。そのために今のうちに話せることは話しておこう、ということです。

笠原

成婚そのものより、「幸せな結婚のスタート」にしてほしい。

佐藤さん

そうですね。

成婚退会すればそれで何でもいいというわけではなくて、ここを卒業したあとに幸せになってもらいたい。

離婚って精神的にも大変じゃないですか。

だから、できることなら、そうならないような関係をある程度つくってから出ていってもらいたいですよね。

「ハートのエースは出てくる」。卒業まで伴走し、その先は二人に任せる

笠原

成婚退会した後も、会員さんとは頻繁に連絡を取るのですか。

佐藤さん

めったに取らないですよ(笑)。

卒業したら、もう基本的には二人の世界だから。

結婚式に呼んでもらったり、ずっと付き合ったりする仲人さんもいるけど、私はそういうタイプじゃない。

成婚退会して、成婚料をいただいたら、ひとまずそこまでです。

笠原

かなりあっさりしていますね(笑)。

佐藤さん

だって、その後まで自分がいたら面倒くさいでしょ(笑)。

昔ながらの仲人じゃないので。

もちろん、相談事があれば言ってくれれば何でもしますよ。

婚姻届の証人になってほしいと言われて、サインしたことも何度もあります。

でも、必要以上にベタベタする必要はないと思っています。

笠原

退会するときに、「この二人なら大丈夫そうだな」と感じる瞬間はありますか。

佐藤さん

二人で挨拶に来てくれたときなんかに、手をつないで歩いていたり、自然にくっついていたりすると安心しますね。

「ちゃんと仲良くなったんだな」って。

これから結婚する二人なんだから、最初はベタベタしていていいじゃないですか。

その先の長い結婚生活では、いろいろあると思います。

でも、そういうスタートが切れていたら嬉しいですよね。

笠原

最後に、婚活がなかなかうまくいかず、疲れてしまっている人に伝えたいことはありますか。

佐藤さん

とにかく諦めないで、コツコツやっていくしかないと思います。

出会いはありますから。

結婚する相手は何人も見つける必要はないんです。一人だけ見つかればいい。

カードをめくり続けていれば、どこかでハートのエースが出てくる。

だから、その一人に出会うまで、めげないようにサポートしていく。それが私らの仕事だと思います。

結婚させるのではなく、二人で歩けるようにする

自分たちは黒子だから、前に出ちゃいけない」。

佐藤さんの言葉は、一見するとあっさりしているようにも聞こえる。

しかし話を聞いていくと、その距離感は「深く関わらない」という意味ではないことがわかる。

自己分析を手伝い、出会う相手を一緒に考え、お見合いやデートの目的を伝える。毎月顔を合わせて振り返り、ときにはプロポーズを少し待つよう助言する。

それでも最後は、本人に相手の気持ちを直接聞いてもらう。

なぜなら、相談所を卒業した後に二人の間で起きることを、仲人が代わりに解決し続けることはできないからだ。

婚活で必要なのは、条件だけで相手を見極めることではない。目の前の相手と時間を過ごし、言葉を交わし、ときには失敗しながら、二人なりの関係をつくっていく力でもある。

一人ではうまくいかない時に、そばで話を聞き、必要なときには背中を押す。そして二人で歩けるようになったら、手を離す。

佐藤さんが考える仲人の仕事は、そんな“黒子”としての伴走なのかもしれない。

インタビューを受ける佐藤さん

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