「もう無理かもしれない」と思っている人へ。マリアージュ平安の山中忍さんが“縁結びのお寺”で婚活者に伝えたいこと

「もう無理かもしれない」と思っていた過去を持つ、マリアージュ平安代表・山中忍さん。離婚や子育てを経験し、40歳を過ぎてから結婚相談所で現在の夫・山中正徹さんと出会った自身の経験をもとに、年齢や婚歴だけで可能性を決めつけない婚活を支えています。お寺を母体とする相談所だからこそのご縁の捉え方と、夫婦で届ける婚活支援について伺いました。

〈聞き手=笠原 佳介〉

今回話を聞いた人

山中忍
山中 忍
Shinobu Yamanaka

結婚相談所マリアージュ平安 / 代表カウンセラー

東京都小平市の「結婚相談所マリアージュ平安」代表カウンセラー。自身も離婚・子育てを経験し、40歳を迎えて婚活を開始。結婚相談所で現在の夫と出会い再婚した後、婚活塾講師や仲人としての経験を経て、年齢や過去にとらわれず結婚を望む人の支援に携わっている。

今回話を聞いた人

山中正徹
山中 正徹
Shotetsu Yamanaka

結婚相談所マリアージュ平安 / カウンセラー

臨済宗円覚寺派・平安院住職。美容師として約10年間勤務した後に僧侶へ転身し、修行を経て2008年に平安院住職に就任。自身の離婚・再婚経験や檀家との関わりも生かし、良縁祈願や先祖供養とともに婚活者を支えている。

東京都小平市にある「結婚相談所マリアージュ平安」は、お寺を母体とする結婚相談所です。

代表カウンセラーを務める山中 忍さんは、ご自身も離婚歴があり、子どもを育てながら仕事に向き合ってきた一人。40歳を前に再婚を決意し、結婚相談所で現在の夫であり、平安院の住職でもある山中 正徹さんと出会いました。

「自分が思っているほど、価値は低くない」

そう話す山中さんの言葉には、ご自身もかつて「もう無理かもしれない」と思っていたからこその実感があります。

年齢、婚歴、子どもがいること、過去の経験。婚活では、それらを理由に自分の可能性を小さく見積もってしまう人も少なくありません。

山中さんにとって結婚は、条件の良い相手と出会うことではなく、安心できる場所を得て、もう一度人生を動かしていくきっかけにもなるものでした。

今回は、山中 忍さんと山中 正徹さんに、マリアージュ平安に込めた想い、住職夫婦としての婚活支援、そして“縁結びのお寺”だからこそ婚活者に伝えたいことを伺いました。

平安院の山門
平安院の山門

子どもを抱え、仕事に必死だった10年間

笠原

山中さんは、離婚されてから再婚を考え始めるまで、10年ほど期間があったと伺いました。その間、再婚や婚活について考えることはあったのでしょうか。

山中 忍さん

その間は、もう無理だと思い込んでいました。

子どもが3歳のときに離婚したので、その後の10年ぐらいは、子育てというより、子どもを抱えて仕事をしていくことに必死だったんです。

子どもの将来の教育資金もありますし、とにかく仕事をメインで頑張らなきゃいけない。働かなきゃ、稼がなきゃという気持ちが強くて、自分のことを考える余裕がほとんどありませんでした。

笠原

その中で、再婚したいと思うようになったきっかけは何だったのでしょうか。

山中 忍さん

子どもが大きくなって、手がかからなくなったことが大きかったですね。

私が40歳になる頃には、子どもも中学生になっていて、ある程度自分のこともできるようになっていました。そうすると、ふと自分のことに目を向けられるようになったんです。

そのときに、このまま年を取って、ずっと一人だったらどうなんだろうと考え始めました。

周りには、「一人の方が楽じゃん」と言うシングルマザーの方もいました。でも私は、一人よりも、誰かと一緒にこの先の人生を歩めたらいいなという気持ちの方が強かったんです。

それで、やっぱり私は再婚したいんだと気づきました。

婚活して初めて気づいた、「離婚歴があり、子どもがいるから無理」ではなかったこと

笠原

再婚したいと思われてからは、どのように婚活を始められたのでしょうか。

山中 忍さん

最初は、どこでどう婚活すればいいのか全然わかりませんでした。

私は離婚歴があって、子どももいる。自分では不利な条件を背負っていると思っていたので、どこに行けば出会えるのかイメージできなかったんです。

友人に相談したら、「今の時代はマッチングアプリだよ」と言われたり、「婚活パーティーに行ってみたら」と言われたりしました。それで、まずはマッチングアプリや婚活パーティーを試してみました。

笠原

実際に試してみて、どうでしたか。

山中 忍さん

マッチングアプリは、私には少し怖さがありました。たくさんの反応が来るのですが、それが安心感にはつながらなかったんです。実際に会ってみたら怖い思いをしたこともありました。

婚活パーティーにも行きました。離婚歴がある方や再婚希望者向けのものにも参加しましたが、離婚して寂しくて参加したという男性、ご飯友達が欲しいだけの男性、商品を売りたい営業マン… なかなかマッチングしませんでした。

その中で、たまにいいなと思う人に出会えても、交際が続かない。私は40歳を過ぎた女性と付き合う男性なら、当然結婚を考えてくれているだろうと思っていたんです。でも、相手は必ずしもそうではなかった。

自分の勝手な思い込みだったんだと気づくまでに、数年かかりました。

笠原

そこから結婚相談所に入られたんですね。

山中 忍さん

はい。もうこのままだったら本当に結婚できないかもしれないと思って、初めて結婚相談所に行きました。

それまで結婚相談所という選択肢を持っていなかったのですが、入ってみたら、びっくりするぐらい自分の立場が変わったんです。

離婚歴があり、子どもがいるから不利というわけではなく、きちんと結婚を考えている方と出会える。ある程度条件の良い方ともお会いできました。

そのときに、別に離婚歴があって子どもがいるから結婚できないわけではなかったんだと気づきました。

ご主人と出会ったときに感じた、ドキドキではない「安心感」

山中忍さんと山中正徹さんご夫妻
山中 忍さん・山中 正徹さんご夫妻
笠原

現在のご主人と出会ったときは、それまでの出会いと何が違いましたか。

山中 忍さん

初対面なのに、緊張しなかったんです。

すごく落ち着くというか、懐かしい感じがありました。昔の同級生に会ったときのような、ホッとする感覚です。

他にも、結婚して一緒に生活するイメージがまったくないわけではない方はいました。でも夫と会ったときは、明らかに何かが違いました。

かといって、「すごくタイプです」という感じでもなかったんです。恋愛だと、キラキラしたものやドキドキするものを求めることが多いと思います。でも夫に対しては、そういう感覚ではなく、落ち着く、ホッとするという感覚でした。

笠原

正徹さんも、忍さんに対して似た感覚があったのでしょうか。

山中 正徹さん

そうですね。不思議なんですけど、最初の十秒ぐらいで「あ、この人だったら」と思うような感覚がありました。

私も結婚相談所で活動していたので、何人かお会いしていました。その中で、ちょっと違うなと感じることもありました。でも忍さんと会ったときは、何かが違ったんです。

言葉で表現するのは難しいですが、相性の良さのようなものは最初に感じました。

笠原

忍さんにとって、結婚相手に必要な安心感とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

山中 忍さん

結婚するということは、家族になるということだと思います。

家族になるということは、一緒に住む家に帰るということですよね。その家が、安心できる場所であってほしいんです。

ここに帰ってくればホッとできる。心が休まる。そういう場所を一緒に作れる相手かどうかは、結婚を考えるうえでとても大切だと思っています。

家に帰っても緊張していなければいけない関係だと、心が休まらないですよね。だから私は、結婚相手を考えるときに、ドキドキよりも安心感を大事にしてほしいと思っています。

ご先祖様が“あの世の仲人さん”になってくれたのかもしれない

平安院の本堂
平安院の本堂
笠原

マリアージュ平安は、お寺が母体の結婚相談所です。お寺で婚活支援をすることには、どのような意味があると感じていますか。

山中 忍さん

少しスピリチュアルな話になりますが、結婚は本人同士の関係であると同時に、家族やご先祖様とのつながりを感じる出来事でもあると思っています。

だから、ご先祖様の影響もあるのではないかと感じるんです。自分の子孫がどんな家の人と結ばれるのかは、ご先祖様にとっても気になることなのではないかと。

結婚したいと思ったときに、ご先祖供養をしっかりしていると、ご先祖様が「あの世で相手を探してくれている」のかもしれない。私はそう感じています。

だから、ご先祖様の後押しをいただけるように良縁祈願をすることは、普通の相談所ではできない、お寺ならではの支援だと思っています。

笠原

山中さんご自身は、ご先祖供養をきっかけに、ご縁への考え方が変わったのでしょうか。

山中 忍さん

はい。

浅草寺に「四万六千日」という縁日があるんです。7月9日、10日にお参りすると、四万六千日毎日お参りしたのと同じご利益があると言われています。

それを知ったときに、浅草寺へ行って、ご縁を見つけてもらえるかもしれないと思ったんです。

初めて四万六千日の縁日の日に浅草寺へ行って回向(先祖供養)を申込みました。本堂に入ってお経を聞いていたら、全身がゾワッとして、涙を流すつもりはなかったのに自然と涙があふれてきたんです。

今まで感じたことのない、不思議な感覚でした。

それから毎年のように行くようになって、その後、夫と出会いました。だから、やっぱりご先祖様がご縁を結んでくれたのかなという思いがあるんです。

偶然お寺とのご縁があって、夫と出会って結婚したことも、私へのメッセージというか、私の役割なのかなと思う部分がありました。

笠原

正徹さんは、ご住職として良縁祈願をされる立場でもあります。ご先祖供養や良縁祈願は、婚活者にとってどのような意味があるとお考えですか。

山中 正徹さん

ご縁というのは、自分一人だけで成り立つものではないと思っています。

たとえば自分の親、そのまた親と遡っていけば、多くのご先祖様がいます。十代遡れば1,024人と、本当にたくさんの人が関わって、今の自分がいるわけです。

結婚は、自分一人だけの問題ではなく、周囲の人とのつながりも感じる出来事だと思います。だからこそ、ご先祖様に感謝を伝えたり、良いご縁をお願いしたりすることには意味があると思っています。

もちろん、祈願をすれば必ず結婚できるという話ではありません。ご縁や運を引き寄せるためには、自分自身の努力も必要です。

縁と運と努力。その三つが揃ったときに、物事はうまく動いていくのではないかと感じています。

お寺だから、結婚しやすい人だけを選ばない

笠原

マリアージュ平安さんではどのような会員さんが活動されているのですか。

山中 忍さん

相談所によって、得意とする会員層や支援の方針はさまざまだと思います。

その中で、マリアージュ平安では、本当に結婚したいと思っている方であれば、できる限り応援したいと考えています。

お寺は、幅広くいろいろな人が訪れる場所です。だから、本当に結婚したいと思っている人であれば、応援してあげる、サポートしてあげる。それがお寺の役割の一つなのかなと思っています。会員さんには、他宗派の方も、キリスト教の方もいらっしゃいます。

笠原

他の相談所でうまくいかなかった方や、十分にサポートを受けられなかった方もいらっしゃるのでしょうか。

山中 忍さん

いらっしゃいます。

「前の相談所ではあまりサポートしてもらえなかった」「ここならちゃんと面倒を見てもらえると思った」と言って来てくださる方もいます。

結婚相談所に入るのは、決して安いことではありません。勇気を出して入ってくださった方には、できる限りのことをしてあげたいと思っています。

たとえば、プロフィール写真や服装、文章の見せ方もそうです。少し変えればもっと魅力が伝わる方もいます。そういうところまで、できる範囲で一緒に整えていきたいんです。

ただシステムを使ってもらって「頑張ってください」では、意味がないと思っています。

自分が思っているほど、価値は低くない

笠原

山中さんは、過去のご自身のように年齢や婚歴、過去の経験で自信をなくしている方には、どのような言葉をかけることが多いのでしょうか。

山中 忍さん

それは本当に人それぞれです。

抱えている状況や過去は、人によって全然違います。どの言葉が響くかもわからないので、声のかけ方はその人によって変えています。

テンプレート化できたら楽なのかもしれません。でも、みんな違いすぎるんです。

40歳ぐらいで「もう結婚は遅いですよね」と考えている方は意外と多いです。SNSなどでも、「40歳を過ぎたら価値がない」というような書き方をされることがあります。

でも、それはあなたの価値ではない。一般的にはそう言われているかもしれないけれど、そんなことは全然ないと伝えています。

笠原

婚活情報やSNSの一般論に影響されすぎてしまう方もいるのでしょうか。

山中 忍さん

いらっしゃいます。

YouTubeなどで有名な方が言っていたことを、そのまま信じ込んでしまう方もいます。でも、それは一般論なんです。明らかにその会員さんには当てはまらないこともあります。

もちろん、間違っているわけではない内容もあります。ただ、全員に当てはまるわけではない。だから、すべてを真に受けすぎない方がいいと思います。

笠原

自信がない方ほど、条件や相手のスペックに強くこだわってしまうこともありますか。

山中 忍さん

あると思います。

自分に自信がないと、相手の条件で自分の不安を埋めようとしてしまうことがあります。たとえば、年収が高い人、見た目がいい人、社会的にわかりやすく評価される人を求めることで、自分も安心したいという気持ちが出ることもあると思います。

でも、本当に大事なのは、その人と一緒にいて安心できるかどうかです。

だから私は、まず今の自分がどういう状態なのかを見つめてもらうことも大切にしています。自分を低く見積もりすぎている方には、その方の魅力や可能性を一緒に見つけていきたいです。

必要なことは正直に伝える。夫婦で支える婚活

山中忍さんと山中正徹さんご夫妻
夫婦で婚活者を支える山中 忍さん・山中 正徹さん
笠原

マリアージュ平安では、忍さんと正徹さんがご夫婦で婚活支援をされています。お二人の役割には違いがありますか。

山中 忍さん

あります。性格も考え方も、かなり違います。

実務は基本的に私が担当しています。ただ、会員さんの中には、ご住職の言葉がありがたいと感じる方もいます。そういうときには、夫にも面談に入ってもらうことがあります。

私の言葉ではピンとこなくても、住職の言葉で「あ、なるほど」と納得されることもあります。もちろん逆もあります。

夫婦で違う視点があるからこそ、届く言葉が変わることもあるのだと思います。

笠原

正徹さんから見て、忍さんの支援はどのように映っていますか。

山中 正徹さん

一人ひとりをよく見ていると思います。

この人にはこう伝えた方がいい。この人には、こっちの方が合っている。そういうふうに分けて接しています。

それは、美容師でも、僧侶でも、檀家さんとの関わりでも同じだと思うんです。

100人いたら100通りのパターンがある。Aさんに優しく接してうまくいったからといって、Bさんにも同じように接すればいいわけではありません。もっと厳しく言った方が届く人もいれば、フレンドリーに接した方がいい人もいます。

忍さんは、会員さん一人ひとりに合わせて、それを使い分けているのだと思います。

笠原

会員さんから、忍さんの支援について印象的な言葉をもらったことはありますか。

山中 忍さん

以前、会員さんから「スパルタだけど、愛がある」と言われたことがあります。

私は、ただ優しくしたいわけではありません。必要なことは伝えます。でも、その人を傷つけたいわけではない。どうしたら前に進めるかを一緒に考えたいんです。

笠原

正徹さんは、美容師から僧侶になられたという経歴も印象的です。その経験は、今の婚活支援にもつながっていますか。

山中 正徹さん

つながっていると思います。

美容師もサービス業ですし、目の前の人に合わせて接し方を変える必要があります。僧侶として檀家さんと関わるときも同じです。

人によって、距離感も、言葉の受け取り方も違います。そこを見ながら接することは、婚活支援にも通じる部分があると思います。

条件はたくさんあっていい。でも、本当に譲れないものは3つまで

笠原

希望条件に強くこだわっている方には、どのように視点を変えてもらっているのでしょうか。

山中 忍さん

条件に関しては、希望はたくさんあっていいと思っています。

私自身も、相手への希望条件を60個ぐらい考えたことがあります。そんなに条件があると、わがままだとか、そんな人いないよと思われるかもしれません。でも、自分がどんな人と結婚したいのかを明確にすることは大事です。

ただし、その中で絶対に譲れない条件は3つまでに絞ってくださいと伝えています。

笠原

3つまでに絞るのは、相手を探すために必要だからでしょうか。

山中 忍さん

そうですね。60個の条件すべてにチェックを入れて探すのは大変です。

条件を持つこと自体は悪くありません。でも、それが全部「絶対に譲れないもの」になってしまうと、出会いの幅が狭くなってしまいます。

大切なのは、自分にとって本当に必要なものは何かを考えることです。

年収にしても、相手一人の年収だけで見るのではなく、結婚後に二人でどう生活していくのか、世帯としてどう考えるのかという視点もあります。

条件だけではなく、その人と一緒に生活したときに安心できるかどうか。そこを見てほしいですね。

「やらない後悔」より、一度チャレンジしてみてほしい

笠原

最後に、年齢や婚歴、過去の経験から「自分にはもう難しいかもしれない」と感じている方に、山中さんから伝えたいことはありますか。

山中 忍さん

やらない後悔より、一度チャレンジしてみてほしいと思います。

もちろん、絶対に結婚できますとは言えません。婚活は相手があることなので、100%叶うとは言えないです。

でも、結婚したい気持ちがあるなら、やってみる価値はあると思います。

私自身も、子どもを抱えていたし、40歳を過ぎていたし、最初はもう無理かもしれないと思っていました。でも実際には、結婚相談所で夫と出会うことができました。

結婚したことで、安心感を得られました。そして、今までできなかったことにチャレンジできるようにもなりました。マリアージュ平安を始めたことも、一人だったらやろうと思うこともなかったと思います。

結婚は、安定を得るものでもありますが、同時に可能性を広げてくれるものでもあると感じています。

だから、年齢や過去の経験だけで、自分の可能性を決めつけないでほしいです。

山中 正徹さん

ご縁は、縁だけでも、運だけでも、努力だけでもないと思っています。

縁があって、運があって、そこに努力がある。その三つが揃ったときに、物事は動いていくのではないでしょうか。

なかなか決まらない方にも、「まだ巡り合うべき人に会っていないだけかもしれません」とお伝えすることがあります。

だからこそ、できることを続けていくことが大切なのだと思います。

お寺が母体の結婚相談所として

山中 忍さんは、最初から婚活を前向きに語れる人だったわけではありません。

離婚後、子どもを育てながら働くことに必死だった10年間。40歳を前にふと感じた「このまま一人ぼっちは嫌だ」という気持ち。マッチングアプリや婚活パーティーでの遠回り。そして結婚相談所で知った、「離婚歴があり、子どもがいるから結婚できないわけではない」という事実。

その経験があるからこそ、山中さんは年齢や婚歴、過去の経験で自分を低く見積もってしまう人に、「自分が思っているほど、価値は低くない」と伝えています。

マリアージュ平安は、お寺が母体の結婚相談所です。

そこには、ご先祖様への感謝や良縁祈願といった、お寺ならではのご縁の捉え方があります。ただし、それは誰かに押し付けるものではなく、希望する人が自分の信仰や考え方に応じて選べるものでもあります。

そして何より、本気で結婚したい人を幅広く受け止めたいという山中さんの想いがあります。

結婚は、条件を満たす相手を探すことだけではありません。

山中さんにとってそれは、一緒にいるとホッとできる人、帰る場所を安心できる場所にしてくれる人、そして自分の人生の可能性をもう一度広げてくれる人と出会うことでもありました。

「もう無理かもしれない」と思っている人にこそ、山中さんは静かに背中を押します。

やらない後悔より、一度チャレンジしてみてほしい。

その言葉は、山中さん自身が遠回りの婚活の先で見つけた、ご縁への実感でもあるのだと思います。

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